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伊丹市－新築住宅『香居』完成
2021年の春から工事をしていました、伊丹市の新築住宅『香居』 長い時間がかかりましたが先月ようやく完成を迎えました～
天井の桟と障子の桟は呼応するようなデザインに。１、１、２。１、１、２。とリズミカル。
天井照明は桟と桟の間に埋め込み、スッキリとした光のラインを演出しました。
玄関は網代張りの舟底天井。一般的な網代ではなく「親子編み」という特殊な編み方の網代で作ってもらいました。
頂部には錆丸太、竿縁は錆竹。舟底天井は、空間に広がりと優雅さをもたらす効果がありますね～
遊び心で設けた下地窓もワンポイント。
これは大正解でした！細い竹で編んでありとってもカワイイ。
和室。背筋をピンと伸ばしたくなるような、凛とした雰囲気が漂います。
襖紙は唐長。一気に空間が華やぎ、すごい存在感です。こちらも遊び心のある柄をお施主様と一緒に選びに行きました。
要所要所に遊び心のあるデザインを入れ込むと、住まいはとても楽しく愛着のわく空間となるように思います。
そしてリビング。
「和」を感じつつも「和」に偏り過ぎないよう、少しモダンにデザインしていきました。光が滑るように天井を
包み込み、印象的なデザインの天井が一際目を惹きます。床の大判タイルもゆとりを感じさせるデザインです。
掃き出し窓の外側に木製の格子戸を取り付けたのですが、中から見ると外部はくっきりと見えますが、外からは
内部の様子がまったく見えず、目隠し効果抜群！デザインと機能性が上手く調和した結果となりました。
今回「和」のデザインを思う存分させていただき、傳寶慶子を選んでいただき、お施主様には本当に感謝申し上げます。
また、相当の時間をかけ丁寧に施工していただいた南部建築工務さんにも感謝申し上げます。
皆さまのおかげで美しく感動的な空間がここに完成いたしました。本当に本当にありがとうございました。