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苦楽園の家~LDK~編
苦楽園の家(リフォーム)、奥様こだわりのとても大きなキッチンが一際目を引きます。
『家具のようなキッチン』をイメージしたため、廻りの扉や家具と面材をお揃いにし、統一感を出しています。
ウォールナット材の白太部分を所々に入れ、アクセントとしています。無垢の木ならではの自然なゆらぎ模様
が他にはない雰囲気を醸し出し、とても印象なキッチンとなりました。
シンクは壁際の窓前に配置し、コンロ+食事ができるカウンターはアイランド形式。かなり特殊な配置となって
いますが、広いのでとても作業がしやすそうです。
そしてキッチン手前にある柱。じつはこれ、中に鉄骨の構造柱が入っています。柱自体は四角い形なのですが、
そのまま同じように四角く囲うと、太さが強調されとてつもなく巨大な柱になりそうだなぁ~と。。
どうにか細く見えないか!?と試行錯誤した末、最終的に『八角形』へと辿り着きました。
大工さんはかなり大変だったみたいで、苦労話を何度も聞かされましたが、とても綺麗に納めてくれました。
斜め天井が印象的なダイニングスペース。
細かいピッチで垂木を連続させているため、心地よいリズム感が生まれました。
お家の雰囲気に合わせ、素敵な家具も♪ウェグナーのダイニングテーブルと椅子。
座り心地も最高にいいし、これは感動。最高に美しく納まりました。
そして和室。
今回は、モダンなデザインとしています。天井と床はデコボコした板張りで表情豊かに。
大きな窓からはお庭が見え、何もなくても絵になりますね~
奥の広縁部分は外部の色と合わせ黒っぽく塗装し、外部の延長のようなイメージでデザインしました。
下の写真は、私の小さな小さなこだわり。
スイッチについているネームプレート。一般的には「洗面室」「トイレ」など日本語で書いていますが
なんとなくこのお家の雰囲気に合わないなぁ~と思い、グレー色の画用紙を購入し、事務所で印刷。
一人でせっせと入れ替えました。結構オシャレ♪ 内職みたいな仕事にも精を出して取り組んでます~