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無垢の柱
昨日、プレカット（構造材の加工）担当の方から
化粧柱に割れが出てきたという、衝撃的な連絡を受けました。キャーー
写真では、そこまで大きな割れは見えないのですが、実際見ると結構目立つ
らしく、今後さらに割れが広がっていく可能性があるのでは、という見解でした。
拡大した写真を見ると、たしかに割れ↑が入っていました。
（矢印の上あたりの細い線が、割れている部分）
今回、内部の化粧として見えてくる柱は、すべて奈良の吉野から取り寄せており、
節の少ないキレイなものを選んでいます。
化粧材にも、グレードがありまして
①まったく節のない『無節』
②小さい節がたまにある『上小節（じょうこぶし）』上小（じょうこ）と略して呼びます
③節がたくさんある『一等』
と３段階に分かれます。
節のあるなしによって値段が大きく変わり、『無節』は、やはり値段が高くなります。
杉の105mm角、長さ３ｍの柱を例にとると、節あり一等材では、１本3,000円程度。
無節になると、１本20,000円～30,000円はします。
上の写真の杉は『上小節』グレードでお願いしたのですが、ほとんど『無節』と変わり
がないぐらいキレイです♪
同じグレードで注文しても、節のあるなしの加減は、材木屋さんによってバラつきが
あるため、正直いつもヒヤヒヤなのですが、いつも化粧材の加工をお願いしている
吉野の材木屋さんは、こちらの想定以上にキレイな材を提供してくれるため、とても
安心できるのです。
これは、いつも一緒に仕事をしている、工務店さんならではの特典です♪
話しを戻して。。
この割れが入った状態のままでは、さすがに使えませんので、すぐに材木屋さんに
電話を入れ、取り変えてもらうことになりました。
その連絡をしたのが、昨日のお昼。
一般的な材木屋さんだと、用意するのに１週間ぐらいかかると言われ、
（化粧材は、手間ヒマかかるため、とにかく時間がかかる）
柱の加工、間に合うかなぁ･･･お盆休みもあるし･･･上棟式も迫っているし･･･と、
納期をかなり心配していたのですが、
今日の朝、連絡があり、柱の用意ができました！と。
うっそ～～早っっ！！！（笑）
さすが、常にストック材料をたくさん持っている材木屋さんならではの対応！
この早さには、ホント驚きました。
やはり無垢の木は、生きていますね。。
そのため、こういった「割れ」がでてくることもたまにありますが、
こういった欠点もすべて含めて『無垢の木』なんだなぁ～と改めて思いました。
事前に見つかって本当によかったです。ホッッ