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御祓いの儀
いよいよ今週末から、京都-2世帯住宅が、着工に向けて少しずつ動きだします。
当事務所始まって以来の大規模物件のため、
昨年の秋からひたすら図面&打ち合わせに時間を費やし、ようやくこの段階まで
たどり着きました。
結構時間がかかってしまったのですが、今回も、かなりこだわりの詰まった和風の
お家が完成しそうです。
まずは、今あるお家の解体準備から。
本日は、松尾大社の宮司さんに来ていただき、長年住んでこられたお家を
御清めしていただきました。
また、庭に大きな木が何本も植わっており、残せるものは残すよう当初から設計を進めて
いたのですが、どうしても切らざるを得ない木も何本か出てきたため、
泣く泣く・・・ここも丁寧にお清めしていただきました。
地鎮祭同様の儀式が執り行われ、解体屋さん、造園屋さんにも参加していただきました。
規模が大きいため、解体も1ヶ月程度かかるとのこと。
お施主さまからの熱い想いを形にするため、残せるものはできる限り残し、継承していきます。
庭は、残すところ、新しく造るところと、煩雑に入り組んでいるため、お施主さまと木を1本
ずつ確認しながら、これは残す、これは伐採と、確認しながら決めていきました。
そのため、毎回の打ち合わせは8時間にも及びましたが、お互い納得のいくまでとことん話を
詰め、とても濃密な時間を共有することができました。
悔いのない家づくりを実現するためには、こうした地道な細かい打ち合わせが必要となってきます。
特に解体屋さんには、気を遣いました。
一度壊してしまうと、もう元には戻すことができませんので、
残すものの確認、再度確認、最終確認で、しつこいですが(笑)3回確認していただきました。
たぶん、これぐらいしつこく言ってちょうどいいぐらいだと思っているのですが
現場が始まると、当然職人さんからは、嫌がられます・・・(苦笑)
間違われるよりいいだろうと思い、いつもしつこく言うので、
またうるさい姉ちゃんが来た・・といじられます(笑)
やはり現場が始まるとワクワクしますね!