blog

カテゴリー:

ブログ

伊勢神宮紀行-2

伊勢神宮<外宮>の建築紹介です。

神様の乗り物とされている、神馬がいる場所 『御厩(みうまや)』

屋根は、ヒノキの板を並べただけという簡素な造りですが、リズム感があってとてもキレイです。
下の写真の方が、より凹凸感がわかるかと思いますが、
板を交互に上下にずらして張る『大和葺き(やまとぶき)』という葺き方を用いています。

陰影がつき、立体的に見え、とても美しいですね。

<外宮> 地主の神様を祀る『土宮(つちのみや)』

他の別宮がすべて南向きなのに対し、この土宮(つちのみや)だけが東向きと
なっています。実際、建設される際にも、この方向が問題となり、朝廷で論議
になったそうですが、南向きに建てれば正宮を後にすることになるとか、地勢
の便宜上の理由だとか・・
諸説あったそうですが、最終的には、東向きとなったそうです。
また、地面を見てみると、敷き詰められている石が、白と黒との2色に色分け
されていました。

白い石は、『御白石(おしらいし)』と言い、神様により近い場所にのみ敷かれています。
おそらく、神様の通る道なのでしょうね。

この場所には、神様や草木に宿る精霊たちが、本当に存在するかもしれない・・・
そう感じざるを得ないような、圧倒的なパワーが漂っていました。
今回は、初めての訪問でしたので、どこを見渡しても、ただただ圧倒されるばかり。
まったく頭がついていきませんでしたので、また近いうちに再訪したいと思います。
伊勢神宮の神聖な空気感の魅力に、惹きこまれ、虜になってしまった体験でした。