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大阪の建築探訪
現在、兵庫県佐用町で別荘の新築工事をすることとなり、その実施設計に追われている毎日です(焦)
今回、別荘ということもあって、普段とは違ったことを試みることが出来、じつは設計者自らがとても楽しみ
にしている物件なのであります。お施主さんよりもワクワクしている私です^^
工事が始まりましたら、またご報告いたします~。
さて先日、忙しい日々の中ではありましたが、建築見学に行ってきました~。
大阪府狭山市にある『狭山池博物館』で、設計者は、あの有名な安藤忠雄氏です。
駐車場から入口までが無駄!?に遠く、いろんな所を回らされました。
一旦、EVで下まで降りて、扉が開いた瞬間、ゴーーーっというスサマジイ水音とともに、滝つぼの下にでも
入ったように、目の前一面に水が流れ落ちていました。
あまりのことにとてもビックリして、テンションがかなりあがりましたが、『危険!近づくな』という紙が手すりに
貼ってあり、これって設計ミス?と思えるほど、通路の2/3以上は水浸し!!
水がかからないよう、端の方を歩きながら通り抜けました。こんなアプローチ、あ・り・え・な・い・・
そして、通路を抜けて振り返ると、そこは別世界~
両側から滝のように水が流れ落ちており、とてもキレイな、しかしここまで広いスペースがいるのか?と
思えるような広大な空間が広がっていました。気持ちがいいのは確かですが・・・
さらに逆方向を振り返ると・・・ジャジャーン。
これでもかと言わんばかりの、意味ナシ空間パート2。
円形広場は、アンドーさんのお得意パターンの1つで、他の建物でもよく使われています。
一旦下まで降りてきたのに、ここからまた2階にあがるという、遠い道のりでした。
内部は、「日本最古のダム式ため池」という土木遺産(かなり巨大!)が数多く展示してあり、予想以上に
とてもおもしろい内容でした。入場料も無料で、かなり楽しめます♪
そして、帰りにおもしろい塔を見に行きました↓
全面、瓦で覆われた『土塔』です。行基が建立したといわれる仏塔を再現したものらしですが、
使われている瓦の枚数は、なんと60,000枚!各層の垂直面にも瓦が立ててあり、圧巻でした。
まだ再建されてから3年ほどしか経っていないため、瓦もキレイな状態でしたが、あと10年ぐらいして
風雨にさらされ古びてきたら、もっと美しいだろうな~と想像を膨らませていました。