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白沙村荘

京都、銀閣寺のすぐ横にある、『白沙村荘(はくさそんそう)』というところへ行ってきました。

別名、『橋本関雪記念館』といい、日本画家である橋本関雪さんのアトリエ兼邸宅です。

広大な敷地の中には、妻のために作ったという茶室が。

きのこみたいに屋根が大きく張り出していて、なんともいえないバランスでカワイイ。

下の写真は内部から外を見たところ。

窓の切り取る形が絶妙!緩やかな曲線美。

その他、苔むした門や『舞台石』といわれる巨大な石などもありました。

ここの敷地はもともと深田だったため、石も木もすべて他から運んできたそうです。

そしてそれらをどこにどういうふうに配置するかは、その石や木を見た瞬間に判断します。

関雪先生が云うには

『一つの物象を見た刹那、これを描こう、そう感じた時、すでに画は出来ているのである。

石を据え、木を植えるのも同じ理合いでなければならぬ。これが私の信条である』と。

こんなことを、このアトリエでいろいろと考えながら、絵を一心不乱に描き続けていたのでしょうね。

建具のデザインが素敵です。