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基礎図面

いよいよ連休明けから、京の2世帯住宅の工事が始まります♪

これから、細かい納まりの施工図を大量に描かないといけないため、
大忙しです(汗)
施工図は、工務店さんが描いてくれるところもあるのですが、
私の場合、色々と細かい指示がたくさんあり過ぎて、人任せにできず
すべての納まり図を、当事務所で描くようにしています。

この細かい図面を描くことが、私の一番の趣味?といえるほど、
もっとも楽しさを感じる至福のときなのです。
すごい集中力が必要なのですが、楽し過ぎてもう抜け出せません(笑)

まず最初にとりかかるのは、基礎の工事。
それに向けて、基礎のアンカー施工図を作成しました。

こういった施工図は、普段、お客さまの目に触れる機会はなく、現場の職人さん用に描いて
いるものなのですが、デザイン図面よりも、こちらの方がかなりシビアな寸法を求められる
ため、結構大変なのです。こうした見えないところで、コツコツと頑張っています。
またきちんと描いていても、こんなん納まらんやろー!どうするねん!!と、現場から指摘
されたことも過去に何度かあり、そのたびに、描き直し、描き直し、相当鍛えられました。
こいう図面を描いていると、物がどのような手順で作られていくか、ということが、徐々に
わかってくるようになります。

さて、話しを戻して、
『アンカー』ですが、下の写真のように、基礎の上面から飛び出ているボルトのことで、
基礎と土台を強固につなぐため、必要不可欠なものなのです。

何気なく色んな所にポツポツと飛び出ているように見えますが、この位置をテキトーに考えて
いると、実際、土台を敷いたときに、継手位置と重なってきたり、間柱とぶつかってきたり等、
施工不良となるような問題が、数多く生じてきます。
プレカット図面、耐力壁の位置など、様々なことを考慮し、照らし合わせながら、入念に位置
を決めて行きます。

そして、図面を描いたらハイ終わりではなく、
コンクリートを流す前に、このアンカーボルトが、きちんと図面通りの位置に設置されているか
確認しに行きます。
今回は本数が多い&この暑さ・・・干からびてしまいそうですが、
自分で描いた図面は、最後まで責任を持って見守り、間違いがないか目を光らせながら監理
していきます。
日焼け止めを塗りまくって、ガンバルゾー