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大きな屋根

雨の多い日本では、建物を雨から守るため、様々な工夫を重ね、
独自の構造と形を発展させてきました。
下から見上げると、屋根がいかに深く大きく出ているかが実感できます。

複雑な組物を用い、垂木も2重に組むことで、外へ外へと長く屋根をのばし、
深い陰影のある軒を形造っています。

この建物は、石山寺にある『鐘楼』
男性的なカッチリとしたデザインが特徴です。

美し過ぎるプロポーション!!
大きな屋根と裾に向けて広がるデザインが、なんだか武士のように見えますね~

用と美を兼ね揃え、さらに洗練されたプロポーション。この寸法感覚は実践にも
活かしていきたいなぁと改めて思いました。
古き建物から学ぶことは、まだまだたくさんありますね。