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塗料
今日、神戸にある『木童』という、材木屋さんが事務所に来てくれました。
この会社は、外国産の材木を一切使わず、すべて国産材でフローリングや構造材を揃えています。
材木の話を一通りした後で、おもしろい塗料を紹介してくれました。
左の瓶は、『桐油(きりゆ)』といって、植物の種子からとった油で、内装用の木部に塗るものです。
これを木部に塗ると、水をはじいたり、汚れがつきにくくなります。
いつも当事務所では、床に「オスモ(自然塗料)」を使っているんですよ~と話したところ、
おもしろい答えが返ってきました。
床にオスモを塗って、その上を靴下で歩くと、ツルツル滑りませんか?と。
思い起こせば、たしかに、ツルっと滑ります。(滑って転ぶほどではないですが、滑りはよいです)
この理由は、日本と海外の生活習慣の差にありました。
オスモはドイツの塗料です。海外では、家の中でも靴をはいているので、滑るということはないのです。
靴下だから滑るのです。(オスモに限らず、他の海外メーカーのものも滑るそうです)
なるほどなるほど。ミョーに納得しました。
『桐油』は、滑る成分が一切入っていないので、階段に塗っても安全です。
次に、右の瓶。木部に塗ると水をはじきます。
外部や、浴室など水のかかるところに最適。しかも木の呼吸を妨げません。
と、これだけなら、どこにでもある塗料と同じような説明・・・。
しかしよく聞いてみると、おもしろいことに、木部だけでなく、土壁、石、紙などにも塗れるというでは
ありませんか。驚きです!!土壁に塗れるとは、初めて聞きました。
その他、コンクリート面やタイルの目地などに塗ると、水をはじき、汚れがつかないそうです。
今後、使えそうです~