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基礎
ちょっと前から現場が始まり、ようやく基礎が完成しました。
当事務所では、図面を描くだけではなく現場監理もしているため、工務店さんには
いろいろとワガママを言って、間違いのないよう正確な仕事をしてもらっています。
まずはこれ↑
コンクリートを打つ前に、現場でコンクリート試験を行います。
万が一、不具合のあるコンクリートが運ばれてきたときには大変ですので、きちんと
チェックをしています。次に重要なのがアンカーボルトの設置。
下の写真の青い金物は、アンカーボルトをきちんととめて、動かないようにするための
ものです。
通常はコンクリートを流しこんでから、田植えをするみたいにアンカーボルトを差し込んで
いくのですが、それではボルトが斜めになったり、所定の位置にこなかったりと、かなり
バラツキが生じます。基礎屋さんは、今までこんな金物を使ったことがないとイヤ~な顔
をされましたが、一般的に行われている『ボルトの田植え』施工は、本当に最悪なのです。
建築現場で通常当たり前のように行われていることが、必ずしも正しいとは限りません。
現場では当たり前のことでも、設計者からすると、なんてことしてるの~!と怒りたくなる
ことがたくさんあります。
先日も、配管の細かい配置を水道屋さんに口出しし、職人さんにムスッとされました…。
あまり言うと気を悪くするな~と思いながらも、一度気になりだしたら言いたい病がとまらず
ついつい口出ししてしまいます。
前の現場でも、そんなに細かく指摘すると嫌われるで~と、大工さんに冗談半分に言われ
ましたが、今回は本当に嫌われそうです…(泣)