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土木遺産 Ⅲ
最近、ダムの魅力にとりつかれていますパートⅢ。
ということで、またまたダムを見るため寒い中行ってきました。
山って思っている以上にサムイ!おかげで足にしもやけができてしまいました…(泣)
兵庫県神戸市にある『石井ダム』です。
完成間もないため、コンクリートはまだ真っ白です。
青い空に白いダム。
静かにどっしりと佇む姿は、アルヴァロ・シザ(ポルトガルの建築家)の建築を見ているようでした。
ダムを作るために注がれた多くの人の情熱とパワーが、この静かな山奥に響き渡っています。
キッチュな現代のうすっぺらな建築とは、比べ物にならないぐらいのパワーと重さ。
そのエネルギーを感じるため、そしてその場所にしかない空気感をしっかりと感じとるために見学を
続けています。
さてさて、実はこのダム、ダム本来の機能とは別に、他には見られないような特典つき。
ダム本体に、上まで登れる緩やかな階段。そして、途中にテラスまでついています。
そしてさらに驚くことに、ダム内部に多目的ホールまであるのです^^
それにしても神戸市もいろいろ考えていますね~。
ダムに何かを付随させるという発想は、なかなか出てこない気がします。
でも、この階段はかなりいいです◎
元気なお年寄りの方達が、ちょっとした運動(かなりハードですが)にと、このダムを登り降りしていました。
みなさん元気すぎです。
私は酸素不足で、はぁ…はぁ…足が…という感じでした^^
しかし、いつもダムに近づきたい近づきたいと思いながらも、ある一定の距離を置いてしか接することの
できなかったダム探訪。今回ついに念願が達成でき、舞い上がってしまいました。
いろんなアングルからダムを観察できるというのは、とてもうれしいものです。
2本のそびえ立つ塔がとてもシンボリックで、神聖な清らかさを感じました。