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「神戸の家」リフォーム工事の様子
現在工事中の「神戸の家」リフォーム。
昨年10月から解体工事が始まり、まずは基礎の補強。
築45年のお家ですが、やはり床下は土のまま&無筋基礎でひび割れもありました。
今回のリフォームでは間取りの変更はもちろんのこと、構造体を強固なものへと
組み直し、床下は全面コンクリート打ち+立上り基礎も補強しました。
基礎補強は手間がかかるため、わりと金額が嵩む工事なのですが、家の土台となる
重要な場所ですので、毎回補強工事をお勧めしています。
現在、柱・梁の入れ替え工事中~
新築の場合、柱や梁はプレカット(工場ですべて加工)されて現場に入ってくるため
2日もあれば組み上がりますが、リフォームの場合は大違い!
既存の柱や梁で使えるものはそのまま残し、不必要なものは取っていくのですが、
やみくもに取ると建物が壊れてしまうため、梁のかけ方、取る順番を考えながら
慎重に入れ替えていきます。
柱や梁の加工もすべて現場で墨付けをし、ホゾ穴や仕口等一つずつ作っていくため
若い大工さんにとっては初めての経験。親方に墨付けの方法を教わりながら勉強
していました。梁の入れ替え作業も一苦労。
クレーンなどがないため、すべて手作業で組み上げていきます。
現在、構造体の入れ替えだけで1.5ヶ月ほどかかっています。
やはりリフォームは手間暇がかかりますが、これから長く住み続けて
いただくためには、構造体をしっかりしたものにすることが重要ですね。
現場にいるとやはり大工さんってすごいなぁ~と感心しっぱなしです。
構造図面は描いていますが、リフォームなのでもちろんその通りになるはず
もなく、現場で考えながら組み直してもらっています。
「描くのは簡単だけど、作るのは大変やぞ!」と毎回小言を言われていますが
今年もせっせと図面描きに専念します。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。