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苦楽園の家ー造園工事
『苦楽園の家』現在、お庭の工事中です~
元々は芝生だけのだだっ広いお庭でして、変な形の木がポコポコと植えてありました。
まずは更地にし、いよいよ工事スタートです。
隣地からの視線が相当気になる環境です。お施主さまからは、森のような雰囲気にしたいというご要望。
まずは、先日一緒に選びに行った樹木たちを次々とクレーンで吊り上げ、敷地に搬入していきます。
家の中から何度も何度も木の位置を確認し、隣家の窓を隠すよう植えてもらいました。
配置が不自然にならないよう気を付けたり、木をクルクル回して向きや傾きを調整したりと、結構
時間がかかりました。敷地境界からは60センチほど離して植え、さらに常緑樹を廻りに植えること
により、隣地への落ち葉対策もしっかり行っています。
また、通常高木を植える際には、木が倒れないよう支柱で支えるのですが、見た目がよくないという
こともあって、今回すべての木に地下に杭を埋め込む「地下式支柱」という方式を採用しました。
見えないところでガッチリと支えています。
一番大きな木の植え込み作業。
お庭のほぼ真ん中あたり一番目立つ位置に、株立のアカシデ高さ5.5m。想像以上に大きくすごい迫力です。
そして現在、このような感じに仕上がってきました。
自然の風景に近い形で、そよそよと風を感じるようデザインしてもらいました。
メインの高木植え込みがひとまず終わり、大まかな形ができたので、これから自動潅水システムや照明器具
の配置工事を行い、その後、最終仕上げの下草や低木類を植えていきます。
お庭がどんどんと活気づき、本来あるべき自然の形に戻っていっているようで、本当に感動的な工事でした。
今回の造園工事は『荒木造園設計』さん。抜群の技術力とセンスの高さに本当に驚かされました。
緑が入ると、相乗効果で建物まで引き立って見え、嬉しい限りです。
完成をお楽しみに~~