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建築中
地震対策
伊丹市『香居』~地震対策の工事~
解体が終わり、更地になったところで地面を掘り、転圧しました。
今回、地震対策として『AIR断震システム』を初採用。
基礎の下に装置を埋め込み、圧縮空気の力で家全体を浮かし、地震時の揺れから建物を守るというものです。
装置を設置するため、事前に穴を掘っています。これだけ見ると、なにやら発掘現場みたいですね~(笑)
そして、湿気があがってこないように防湿シートを敷設。
一般的には、透明の防湿シートを張るのですが、今回、シロアリも防げるという『防蟻防湿シート』を採用しています。
そして、基礎を作る前に、まずは『人工地盤』というものを作り、断震装置を組み込みます。
この人工地盤を作るのがとってもとっても大変(・・;)
真っ平に精度よく仕上げる必要があり、外周部に組んでいる型枠の高さは、誤差1ミリ以内に納めてくださいと。
人の手で作りあげる「建築物」は、精密機械ではないため、多少の誤差があって当たり前。
そんな中、15メートル角のコンクリート地盤を、誤差1ミリ以内に仕上げるため、職人さんは何度も何度も計測器
で高さを測りながら微調整。私はというと、現場の総監督に任命されまして、業者の方と何度も打ち合わせや勉強会
を重ね、間違いのないよう指示を出していきます。
~作業風景~装置設置の下準備として、枠にボルトを取り付けているところ。
ボルトは何ミリ出してくださいと、細かい指示を職人さんに伝えるため、現場で実演してきました^^
随所にこだわりが詰まったお家のため、現場監理も相当気合いが入っています!
これから着々と進んでいきます~