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建具
昨日は建具屋さんから急遽呼び出しがあり、打合せでした。
今回、障子の桟を片面だけではなく両面格子とするため、通常以上の打合せが
必要となりました。障子の桟が片側からはずれるように(紙の張り替えのため)、
枠の内側に付子(つけこ)とよばれる桟がもう一重まわります。
左上の写真が、その納まり検討なのですが、一方は、角を45度にしていて、
もう一方はタテ勝ちとなっています。
私は、この45度納まりがすごくキライで、タテ勝ちにして欲しいと図面に指示して
いたのですが、こうすると桟が障子紙に引張られてゆがんでくるといわれました。
45度とタテ勝ちでは、力のかかり具合が全く変わってくるそうです。
(ちなみにこの桟は、6mm幅の細~いものです)
おおぉ……
こんな小さなところにも意味があって、その結果こういうデザインになったのだと
改めて職人さんの技と知恵に感心しました。
ん~勉強になった。
そういえば2~3分ですむ話だからと呼ばれ→気づけば2時間がたっていましたT_T