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美術館三昧 その2

美術館巡りの旅2日目は、箱根にある『ポーラ美術館』。(設計:日建設計)

秋野不矩美術館とはまるで違い、どこを見てもガラス・ガラス・ガラス!

大半が地下に埋まっているため威圧感はなく、サラリと森に溶け込むような入口です。

3層吹抜け部分には、十字型の柱が立っており、真ん中部分が太くなるエンタシスの形状をしています。

浮いているようなスラブと、ガラスの光壁が印象的で、空間構成がすごくおもしろい◎

高さ20m、長さ70mの垂直に切り立つガラス面には圧巻です。このような大規模な光壁は、そうめったに

見れるものではありません。一見の価値あり。

ガラスのマリオン(方立)を挟みこむように支えるデザインもカワイイ。

コンクリート打ち放しの天井は、目地とエッジがピシーーと切れ味よく通っていて、拍手ものです。

Pコンの穴も一切なく、土木技術を利用したのではないかと思われるほど、精度よくできていました。

エッジのシャープさがひときわ目立ちます。