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水に浮かぶ美術館
滋賀県にある『佐川美術館』に行ってきました。
この美術館は、佐川急便40周年記念事業として建てられたもので、琵琶湖のすぐ横にあります。
左の列柱が並んでいる本館は、10年ぐらい前に建てられたものですが、右の葦に囲まれている建物は、
今年新たに別館として建てられたものです。
この別館、遠くから見ると建物の本体部分が葦で隠れ、屋根だけが浮いているように見え、かなり渋いです◎
いや~~なんとも屋根が美しい…深い軒や、軒先のアール具合が絶妙で、かなりホレボレします。
今年建てられた別館は、樂吉左衛門さん(「樂焼」の15代目当主)設計です。
焼物の世界では超有名な人で、伝統を打ち破るような斬新な茶碗ばかりを創作しています。
1階は広間になっており、畳の廻りに荒々しい石が敷き詰められ、とても開放的な空間でした。
地下には暗く静かな展示空間があり、トップライトからの光が効果的に演出され、作品とともに
密度の濃い空間でした。