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スペイン-4

『メスキータ』

イスラム世界の中心都市として繁栄した「コルドバ」という都市にあり、

後ウマイヤ朝時代にアブデラマン1世により建設されました。

旧市街全体が世界遺産。ちなみに、メスキータはモスクという意味。

モスクなので、当然イスラム寺院なのですが、なんとその中にキリスト教のカテドラルが入っているのです。

なんとも不思議な宗教合体…。しかしモスクの規模は世界最大級!

内部は紅白模様の馬蹄形アーチが854本も並んでおり、赤い部分はレンガ、白い部分は漆喰でできています。

すべてレンガにすると相当な重量となるため、軽量化をねらいレンガと漆喰を交互に組み合わせて造ったそう

です。アーチが2重になっているのは、重量を分散するため。

下の写真はカテドラル内部。

部屋を取り巻くように合唱団席が並び、その上には巨大なパイプオルガン。

なんとも豪奢な造りです。

これは「ミフラブ」と呼ばれ、イスラム教徒の人たちが神に祈りを捧げる方向(メッカ)を示す目印となるもの。