カテゴリー:
古民家リフォーム
リフォーム
場所 | 兵庫県尼崎市 |
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延床面積 | 44㎡ |
構造 | 木造2階建て |
施工 | 南部建築工務 |
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竣工 | 2015年11月 |
写真撮影 | 森本大助(フォトオフィスジュエ) |
築80年の古民家。70歳台のご夫婦がコンパクトに生活できるよう、面積を必要最小限に絞り1階の一部分のみリフォームした事例です。
既存部分には、法事を行うための広い仏間や和室が並んでおり、格式のある雰囲気。既存部分とどう繋げるかがいつも難しい課題となるのですが、障子や襖を今までそこにあったかのようなデザインとしたり、既存の欄間が活きるような構成にしたりと、極力違和感の出ないよう設計を進めていきました。 南側には大きな庭が広がっていたため、その景色を存分に室内に取り込めるよう、また庭の景色が美しく見えるよう、室内のトーンは少し暗めに設定し、陰翳の美しさを感じとれる空間を目指しました。また今回、一際目を惹く天井の素材。細い焼竹を編んだもので、簾のような雰囲気が、なんとも落ち着きのある空間を造り上げてくれたように思います。